世界的な金融危機の影響を受けて業績が低迷している大手電機各社だが、太陽光発電などの環境・エネルギー事業への拡大を図り、成長への布石を打つことになった。
太陽光発電で定評のあるシャープは次世代型太陽電池の研究部署を本社研究開発本部から独立。日立製作所は2次電池の用途拡大のため、グループ会社を統括する組織を新設する。
2009年3月期の決算で大幅な赤字を計上する見込みの大手電機各社。環境・エネルギー部門の拡充が不況脱却と不況脱却後の新たな事業となるかが注目である。
【新田 祐介】
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