NGOカンボジア地雷撤去キャンペーンの大谷賢二代表を筆頭とし、スタディツアー参加者一同は、ゴミ山で働く子どもたちに簡単なインタビューを行なった。他、数人にも同様に行なったが、特に印象的だった4人の子どもたちへのインタビューを紹介する。
1.ダニちゃん(10歳) ―何を拾っていますか。 「プラスチックを拾っている。」 ―どれくらいの稼ぎになりますか。 「1日働いて、2000リエルにしかならない。」 ―学校は行っていますか。 「午前中はゴミ山で働いて、午後から勉強している。」 ―将来の夢は。 「先生になりたい。」 | |
2.ナーソパン君(8歳) ―何を拾っていますか。 「プラスチックを拾っている。」 ―両親は何をしていますか。 「お父さんはバイクタクシーの運転手で、母親は主婦。」 ―将来の夢は。 「将来は働きたい。仕事がしたい。」 ―何をしている時が楽しいですか。 「遊んでいるときが楽しい。プノンペンの王宮の前の広場を散歩して遊びたい。」 | |
3.ディスナー君(13歳) ―何年生ですか。 「小学3年生。」 ―何を拾っていますか。 「いろんな種類のごみを拾っている。」 ―どれくらいの稼ぎになりますか。 「一日2000~3000リエルの稼ぎになる。」 ―両親は何をしていますか。 「親は家にいるが何もしていない。」 ―何人兄弟ですか。 「4人兄弟。」 | |
4.ラムリオ君(13歳) ―学校は行っていますか。 「学校には行っている。」 ―どれくらいの稼ぎになりますか。 「一日に2000~3000リエルの稼ぎ。」 ―将来は何になりたいですか。 「お医者さんになりたい。ごみ山で病気になる人がいるからその人たちを治したい。自分も時々頭痛がしたり発熱したりする。」 ―インタビューをされてどんな気持ちですか。 「うれしい。」 |
(つづく)
【楢崎 賢治】
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