2008年(1月~12月)の全国の新築住宅着工件数は、前年より3.0%増加して109万3,000戸(06年129万戸、07年106万戸)であったが、戸建は07年44万5,000戸、08年44万1,000戸と戸建の建築着工数は若干減少している(集合住宅が多くなっている)。
九州の戸建を内容別に全国と比較した。
全国の全住宅着工戸数における九州の割合は9.4%(10万2,000戸)と1割経済の九州を実証。住宅のうち戸建の着工件数は、九州が3万6,000戸、同率35.2%と全国平均40.4%より戸建比率は少なくなっている。
また、戸建のうち在来木軸工法の割合は、全国平均71.7%(全国平均)に比し、九州では76.8%。九州は在来木軸工法による建物が全国平均より5ポイント多くなっている。一方、2×4は全国平均が10.7%の戸建比率、九州は6.2%と全国平均より4.5ポイント低く、2×4メーカーが苦戦していることがわかる。プレハブは全国平均が14.6%、九州は15.0%と殆ど平均値であった。
追記 08年の関東での住宅着工件数は44万1,000戸、全国の40.3%。
※九州の数値に沖縄は含まれていない。
※詳細は『I・B』誌面に記載予定。
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