日銀は、17日の政策委員会で金融機関の資本増強を支援するために劣後ローンによる資金供与を検討することを決定した。 大手銀や有力地銀等が対象で1兆円を貸し付けることで銀行の自己資本の底上げを図り貸し渋りを防止するものである。 日経平均株価は、17日金融株中心に買い戻しが入り終値は7,949円と1ヶ月ぶりの高値水準となったが、不良債権の発生を嫌って貸し渋りが防止できるか疑問は残る。
【久米 一郎】
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