サブプライムローンに端を発した不動産市況の悪化とリーマンショック以降の金融危機から、大手デベロッパーの倒産が相次いでいる。不動産価格は急激に下落し、首都圏ではファンド崩れの物件も徐々に出始めたようだ。こうした物件は、価格が下がったことで利回りは向上しており買い得感もあるのだが、現実には動きそうで動かない。業界関係者によれば「自己資金を3割は準備しないとファイナンスがつかない状況」。実際に物件の動きが活発化するには、まだ時間を要しそうだ。
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