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特別取材

ゴミ山で働く人々vol.4~カンボジアの光と闇(7)~
特別取材
2009年3月19日 09:55
ソー・ソパラ校長 ゴミ山のすぐ横に、ゴミ山で働く子供たち(Vulnerable Child Garbage Workers)の社会的自立を支援するVCAOスクールという施設がある。1997年に設立され、10人のスタッフ(うち4人がボランティア)により運営されており、ゴミ山付近に住む4~18歳まで約300人が通っている(全員がゴミ山で働いているわけではない)。カンボジアの伝統舞踊であるアプサラダンス、裁縫、美容、読み書きなどを教えるクラスがある。ゴミ山で死亡したスレイ・マウさん(16歳)も、美容のクラスで勉強し美容師を目指していた。スレイ・マウさんの死亡についてソー・ソパラ校長は「本当に悲しい」と落胆した表情で語っていた
VCAOスクールの子どもたち 我々は4~6歳の子どもたちがカンボジア語の発音を練習する授業を見せてもらい、その後は子どもたちとの交流を楽しんだ。子どもたちの表情はとても明るく、決して貧しい生活をしているようには見えなかった。しかし、子どもたちと交流した小さなグラウンドの眼前にはゴミ山が広がっているのだ。子どもたちの輝く笑顔に囲まれ、その時間を楽しく過ごしたが、振り返って考えると、とても違和感を覚える光景だったように思える。(つづく)

【楢崎 賢治】

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