福岡市東区千早で栄泉不動産(株)、第一交通産業(株)、大和システム(株)の3社が手掛けていた「ロイヤルアーク千早ザ・タワーズマンション」。栄泉不動産の破綻で動向が注目されている。
このような大型物件では、デベロッパーが集まって共同でマンションを手掛けることも少なくない。しかし、あるデベロッパーの関係者は、「JVでやっていくことは、資金調達の面などを考えれば、今後ないとは言えません。しかし、自社のマンションの特色をJVでは出しにくいということもあると思います。それにJVを組んでいた相手方の会社が倒産したら、それこそ必要ない資金負担が発生することもあるでしょう。ですから、当面はこれまで通り、自社で手掛けていくつもりです」と話す。
全てのマンション業者が同様の考えではないだろうが、地場デベロッパーの中でも資金面の不安がない会社はこれまで通り自社のスタイルを貫くと思われる。
【宮野 秀夫】
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