公示地価の大幅下落が意味するもの
先日発表された公示地価(1月1日時点)によると、福岡県の商業地の同地価は、2年ぶりに下落し▲6.3%となっている。これは、前年まで同県全体を押し上げていた福岡市が、仙台市と並んで政令指定都市のうち最大の下落率である▲9.6%を記録したことが影響している。
公示地価の大幅下落は、企業の金融機関からの資金調達に大きな影響を及ぼすことになる。というのも、金融機関の不動産の担保評価は、公示地価、路線価等により算出されるが下落幅が大きいことは、益々資金調達が困難となることを意味している。
【久米一郎】
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