生コン取材を通じて分かったことは、福岡地区生コン協組の次期理事長は新しい方にバトンタッチしなければならないこと。なぜなら業界関係者のあいだでは、「何としても伊藤奎輔現理事長に続投して欲しい。伊藤理事長がベスト」という関係者はほとんど皆無だからである。リーダーシップに関しても「あるとは言い難い。今後地区業界を改善するためのアクションを、先頭に立って起こしてくれるという期待感もない」という意見が大多数を占めるからだ。現在、同組合に最も必要とされるのは、リーダーシップを取ることのできるトップであることは間違いない。
アウトサイダー対策をはじめ、価格問題など課題が山積する同組合。次年度以降は、この苦境を打破し、地区の業績を向上させることができる新たな人材に、組合トップによる舵取りを行なってもらいたい。現在の組合トップ人事がそのままスライドされれば、苦しむ工場がさらに増加することは目に見えている。
本日26日(木)は理事会が開催される日である。時間はまだある。
伊藤理事長が2期4年間、同組合のために尽力されたことに対しては敬意を表したい。そのうえで次世代を担う新しいリーダーによる同組合の運営を望む。
執行部・理事の方々にも、福岡地区生コン業界の将来について真摯に考えて戴きたい。以前のように、組合が分裂して地区内の市況が混乱する状況は回避して戴きたい。
【河原 清明】
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