福岡市は26日、こども病院人工島移転にともなうPFI事業者の選定に向けて、「新病院整備運営事業 実施方針」と「新病院基本計画(案)」をホームページ上に公表した。
「実施方針」の公表は「民間資金等の活用による公共施設等の整備の促進に関する法律(PFI法)第5条」の規定に従い、PFI事業者の入札に関心を持つ民間事業者から広く意見を聴取し、入札条件に反映させるために行なわれる。
「基本計画(案)」は、PFI事業者に応募する民間事業者らが質の高い設計プランを提案できるように新病院の基本計画案を事前提示し、「実施方針」とともに公表するものとしている。基本計画の最終案はPFI事業者の決定後となる。
PFI事業者の業務範囲は総合案内・電話交換業務から医療事務、各種保守管理など多岐に渡るが、中心はなんといっても施設整備業務とされる「設計」「建設」である。
報じてきたように、予定される新こども病院の施工を請け負うことができるゼネコンは「スーパー」と呼ばれる5社のうちどれかと思われる。手を挙げるスーパーゼネコンはどこか注目される。
入札スケジュールは今年6月頃に入札広告を行い、9月頃に入札参加表明を受け付ける。落札者の決定は来年5月、事業契約締結を同9月に予定するとしている。
【市政取材班】
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