3月27日16時より、福岡市博多区のホテル「グランド・ハイアット・福岡」にて、弊社の設立15周年記念講演会とパーティが、約800人の参会のもと、盛大に開催された。
今回の催しでは、学校と教育者不足に悩むカンボジアに学校を建設しようという計画のもと、参加費の一部の500万円をCMC(NGOカンボジア地雷撤去キャンペーン・大谷賢二代表)に寄付する。
講演会では、弊社代表・児玉直の挨拶にひき続き、常葉学園大学教授の副島隆彦氏と大谷氏が登壇。
副島氏は「世界恐慌の現状をえぐる」と題して講演。「アメリカは、現在の経済不況を弥縫策でとりつくろおうとしている。アメリカが今回の不況を乗り切るためには、4,000兆円の資金が必要であり、今後、何回もの失敗を繰り返すであろう」と、鋭い見通しを示したうえで、「優れた経営者として成功を納めるためには、政府やマスコミの言いなりにならないことが肝要。強い意志を持たなければならない」と訴えた。
企業経営者でもある大谷氏の演題は「信念を貫き通した10年間―カンボジア支援から得たもの―」。大谷氏は、「日本では、子供たちが野球やサッカーを楽しむのは、あたりまえのことです。ですが、カンボジアでは地雷がどこにあるかわからないので、同じことでも、夢のまた夢なのです。ですから私たちCMCは、地雷を撤去した跡地に、学校を建てているのです」と述べて、カンボジアでの地雷撤去と、学校建設への協力を呼びかけた。
困難にたちむかう術を示唆する両氏の熱のこもった言に対し、聴衆からは盛んな拍手が送られていた。
休憩をはさんで18時30分より行なわれた記念パーティでは、和やかな雰囲気に包まれつつ、参会各氏による歓談がくり広げられた。
冒頭の弊社代表・児玉の挨拶のあと、大谷氏へ協賛目録を贈呈。タマホーム(株)社長・玉木康裕氏、西日本シティ銀行副頭取・佐々木克氏による祝辞のあと、副島氏が乾杯の音頭をとった。
「よさこい踊り」が披露されるなか、楽しげな声の輪が絶えることはなかったが、民主党県連助信良平幹事長の中締めにより、会は成功裡に終了した。
たくさんの方に弊社の15周年をお祝いいただいたことと、カンボジアでの学校建設にご協力くださったことに対し、厚くお礼申し上げます。
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