民主党の岡田克也副代表は29日午後、久留米市内で講演し、西松建設献金事件に触れ「小沢代表が先頭を切って政権交代をめざすという決意を改めて示された。小沢代表の下で結束して政権交代を目指さねばならない」と述べた。
岡田副代表は、この日開かれた福岡6区を地盤とする古賀一成衆議院議員の時局講演会に招かれたもの。岡田副代表は小沢代表の続投への疑問について「多くの皆さんが納得していただかないと政権交代は実現しない。そのための努力を懸命にやっていきたい。民主党が逆風にあることは事実。政権交代は容易なことではなく、説明責任を果たしていく必要がある」と理解を求め、「この事態を乗り切っていったときに、民主党に政権を任して大丈夫だと国民に確信いただける。我々に与えられたテストであるという認識でやっていきたい」と結束と支持を呼びかけた。
一方、古賀一成衆議院議員は、西松建設事件について「今は試練の時期。踏ん張っていくことが政権担当能力の証拠でもある。小沢代表のもとで総選挙を戦う」と党内の結束の重要性を訴えた。また今度の総選挙は21世紀の日本が決まる選挙であるとし「総選挙で民主党が負ければ参議院の過半数も自民党に崩されていく。政権交代にとって正念場だ」と集まった300名の支持者に協力を呼びかけた。
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