麻生首相は31日、政府・与党幹部に対し新たな経済対策の編成を指示した。09年度の補正予算ということになり、4月中旬をめどに取りまとめるとしているが、減税措置を分離して盛り込むためにはさらに2次補正が必要との意見も浮上している。
麻生首相は09年度予算が成立するまで「09年度予算の年度内成立こそ最大の景気対策」と言っていた。その本予算が成立した途端、さっそく1次補正次いで2次補正ということになり、予算案そのものの経済対策が中途半端だったことを露呈したことになる。選挙対策でやっているのなら大間違いである。
今度の補正の目玉がどのようなものか注目されるが、赤字国債を発行しての大規模な財政出動が予想される。最大のバラマキ策となるか起死回生となるか、峻別する目を養っておかなければならない。
【頭山】
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