23日、清算手続きに入ったSFCGが決算を粉飾して違法な配当をしていたとして、「日栄・商工ファンド対策全国弁護団」の弁護士7人が会社法違反(違法配当)と金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで大島健伸会長に対する告発状を東京地検特捜部に提出していたことがわかった。
SFCGの申立代理人は2月に開催された債権者説明会で早急な経営再建の必要性を示したうえで、すでに特定スポンサーから再建支援の打診があることに言及していた。しかし通常は報告される清算配当率の開示もないまま債権者説明会が打ち切られるなど、SFCGの資産状況には不透明なところがあった。
【児玉崇】
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