福岡地区のマンション業界で、常にトップを歩いてきた(株)ユニカ(本社・福岡市中央区)を領導してきたのは、緒方寶作社長である。公私のけじめをつけた経営を、常に実践してきた経営者だ。今回、中央区薬院にある緒方社長の自宅が、引っ越しのため空家となっていることが判明した。「いずれ自宅を売却するのではないか」という観測が流れている。本人は、「昨今の状況に鑑み、経営の原点に立ちかえって陣頭指揮をはかる決意」である旨、語っているようだ。1週間前にもアルデプロ(本社・東京都新宿区)のオーナーの清々しい決断を紹介したが、緒方社長も経営者としての究極のケジメをつけることを決断したようだ。社員たちの士気が、大いに上がることは間違いない。