国内で今年7月から電気自動車「i MiEV(アイ ミーブ)」を発売する三菱自動車は、2011年度の電気自動車の生産能力を、最大で当初計画の2倍となる2万台に引き上げる方針であることを表明した。動力源となるリチウムイオン電池の生産量も、現在の2.5倍に増やす予定。本年度に生産される2,000台は、電力会社など法人からの購入予約が既に入っているという。また、10年度の生産台数も1,000台増やし、5,000台にする。
「アイ ミーブ」の当初の生産計画は09年度2,000台、10年度4,000台、11年度1万台だった。10年度に海外向け左ハンドルや商用タイプも生産を開始し、フランスのプジョー・シトロエングループ(PSA)へ年間1万台ほどが供給されるほか、国内で個人向け販売も始められる。
各国が環境対策を強化するなか、二酸化炭素を排出しない電気自動車は、各国で優遇策が広まっており、需要の更なる拡大が見込まれている。
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