北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射に備え厳戒がつづく日本列島。4日の政府による「飛翔体発射」の誤発表で、危機管理上の欠陥や防衛システムの危うさを露呈した。
北朝鮮は国際海事機関(IMO)に対し、4日~8日の午前11時から午後4時までに「衛星」を打ち上げると通告しており、政府や全国の自治体では、きょうも引き続き万が一に備えての態勢を保持する。
国内だけでなく世界中に配信された昨日の「誤発表」だが、人為的ミスの連続が原因とされるだけに、きょうからの情報伝達のあり方にも注目が集まる。失敗を生かして、信頼回復を果たしてもらいたい。
北朝鮮が燃料注入まで終えたミサイル発射を断念する可能性は少なく、気象状況次第で打ち上げを実施するとみられる。ならず者国家の暴挙による恐怖は、きょうも続く。
秋月
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