(有)小田センター
不採算店舗を営業譲渡へ
(株)アーネストワン
今期、大幅赤字を予想
■戸建・マンション分譲ほか(東京)/(株)アゼル
東証・大証一部上場 破産手続開始決定 負債総額 約442億円
代 表 : 古江 正
所在地 : 東京都大田区西蒲田8-23-1
福岡営業所 : 福岡市中央区天神5-7-3
設 立 : 1957年11月
資本金 : 160億800万円
年 商 : (08/3連結)596億300万円
幣誌2008年11月6日号「SIC」で既報の同社は、3月30日、東京地裁より破産手続開始の決定を受けた。申請代理人は清起一郎弁護士(スプリング法律事務所、東京都新宿区左門町3-1、電話:03-3352-8500)ほか3名。破産管財人は長島良成弁護士(長島良成法律事務所、東京都千代田区五番町5-5、電話:03-5276-1321)。負債総額は約442億円が見込まれる。
■パン、食品製造業(福岡)/(株)第一経営ほか5社
【続報】 破産手続開始申請 負債総額 約130億円
代 表 : 是松 伸茂
所在地 : 福岡市博多区板付1-5-1
設 立 : 1984年7月
資本金 : 8,000万円
年 商 : (08/3)61億4,059万円
弊誌2月26日号「モルグ」にて既報の同社とその関係会社5社は、3月27日に福岡地裁へ破産手続開始を申請した。申請代理人は三ツ角直正弁護士(三ツ角法律事務所、福岡市中央区舞鶴3-3-1、電話:092-715-4101)。負債総額は単体で約130億円が見込まれる。
■ホテル経営(佐賀)/(株)相川水飴製造所
売上不振 民事再生手続開始決定 負債総額 約68億円
代 表 : 相川 覚太郎
所在地 : 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲3244-2
設 立 : 1961年12月
資本金 : 1,000万円
年 商 : (08/6)約11億5,000万円
同社は3月17日に債権者から佐賀地裁に民事再生法の適用を申し立てられ、同26日に再生手続開始の決定および保全管理命令を受けた。申請代理人は西中克己弁護士(西中・宮下法律事務所、東京都港区虎ノ門3-11-15、電話:03-6402-5411)、管財人は焼山敏晴弁護士(焼山・井上法律事務所、佐賀市唐人1-6-1、電話:0952-28-9795)。負債総額は約68億円が見込まれる。
■建設資材販売ほか(福岡)/(株)イケガミ
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約10億円
代 表 : 池上 邦俊
所在地 : 福岡市東区多の津1-4-6
設 立 : 1973年2月
資本金 : 3,000万円
年 商 : (08/3)17億890万円
3月31日、同社は破産手続申請の準備に入った。申請代理人は作間功弁護士および高井弘達弁護士(近江法律事務所、福岡市中央区赤坂2-2-38、電話:092-714-3446)。負債総額は約10億円が見込まれる。
■卸売市場・加工食品(大分)/地方卸売市場ひた青果水産(株)
トラブル 破産手続申請準備中 負債総額 約12億円
代 表 : 西 常一郎
所在地 : 大分県日田市友田1910
設 立 : 1959年11月
資本金 : 5,821万円
年 商 : (08/3)37億8,815万円
幣誌2月26日号「SIC」で既報の同社は3月31日、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は一木俊廣弁護士(一木法律事務所、大分県日田市淡窓1-4-48、電話:0973-24-1723)。負債総額は約12億円が見込まれる。
■土木工事(北九州)/(有)中勝工業
【債権者判明】破産手続開始決定 負債総額 約1億7,300万円
代 表 : 中村 勝正
所在地 : 北九州市小倉北区東篠崎1-16-27
設 立 : 1971年5月
資本金 : 2,300万円
年 商 : (08/6)約1億1,800万円
弊誌2月9日号「モルグ」にて既報の同社は、3月5日に福岡地裁小倉支部より破産手続開始の決定を受けた。破産管財人は阿野寛之弁護士(大手町法律事務所、北九州市小倉北区大手町11-3、電話:093-571-0224)。負債総額は約1億7,300万円が見込まれる。
■トップインタビュー
環境の変化に機敏に対応 大激変の時代こそがチャンス
越智産業(株) 代表取締役社長 越智 通広 氏
昨年の改正建築基準法やサブプライムローン問題に端を発した景気の急速な悪化などで、建材卸業界は厳しい局面に立たされている。そうしたなかで、西日本を代表する建材卸業者・越智産業(株)は、業界環境に合わせ体制を整えている。激変の時代の戦略を越智通広社長に聞いた。
○環境が厳しいからこそチャンスは大きい
○本部機能を強化へ
○環境の変化に機敏に対応していく
■データ・マックス15周年記念講演(1)
企業防衛のための「先見性」とは 静かに恐慌化する世界にどう対処するか
政治経済評論家 副島 隆彦 氏
去る3月27日、グランド・ハイアット・福岡(博多区)において弊社15周年記念講演&パーティが盛大に開催された。講演では政治経済評論家で常葉学園大学教授の副島隆彦氏と、本誌にもご寄稿いただいているカンボジア地雷撤去キャンペーン代表の大谷賢二氏が登壇し、ご参集いただいた約800名の皆様の耳目を集めた。今号と次号の2号にわたり、講演の内容をダイジェストでお届けする。
○日本人の代表に考えさせる政治体制を
○ドルの切り下げでニクソンショック再来
○情報に対してもっと本気になるべき
○アメリカが処理すべき債務は実に4,000兆円
○政府やメディアの情報を信じることなく先を読む
○ペーパー・マネーから実体・実物ある資産へ
○ドル覇権体制の終焉とこれからの世界・日本
■企業研究
花の安らぎを全国に配送 ベストな状態で消費者に届けます
(株)イトキュー
糸島地区は全国的にも名高い洋蘭の生産地である。しかし、その綺麗な花も消費者にベストな状態で届いてこそ、人々の心が癒されるというものだ。(株)イトキューは、さまざまな花を全国の市場に配送する日本有数の専門配送会社。花卉輸送のスペシャリストとして、配送するトラックや花の積み方にも同社ならではのこだわりがある。また、2010年を目途に、高速道などへのアクセスが便利な約6,000坪の敷地面積の場所への本社移転も計画されている。前原地区を代表する企業となっている同社の現状をレポートする。
○花と緑を全国にお届け
○2010年を目途に新本社ビルを建設
○農業分野にも貢献していく
■経営教訓連載シリーズ
福岡銀行に見る事業再生の有効事例 企業を救えるのは地元金融機関
佐賀銀行は経営できない(7)
企業再生の手法としては、(1)既往借入金について返済のスケジュールを見直すリスケジュール、(2)債務を株式に交換するデット・エクイティ・スワップ(DES)、(3)債権者が債務者に対して有する債権の一部を放棄する債権放棄、(4)営業譲渡・会社分割・M&A、(5)地域中小企業再生ファンドの活用などの手法があるが、鍵を握っているのはメインバンクの支援スタンスに負うところが大きい。
○DESと人的支援で再生を図る
○貸し手責任を最後まで果たすべし
■流通大競争時代
丸和、石原買収が裏目に V字回復から一転業績悪化
(株)ユアーズ傘下でいったんはV字回復を果たした(株)丸和の業績が低迷している。前1月期は買収した(株)石原商事の経費負担に加え、子会社の持ち帰り寿司店の不振で連結営業・経常利益が赤字に転落。今期は黒字転換を見込むが、経常利益率は0.4%にすぎない。財務体質の改善も遠のいている。拡大路線を見直し、収益基盤の再構築を迫られている。
○ユアーズに支援要請
○リストラ効果一巡
○収益再構築迫られる
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