麻生首相は6日、与謝野財務相に対し、新経済対策実施のため、大型連休前の4月中に09年度補正予算案を編成するよう指示した。補正予算の規模は、約500兆円の国内総生産(GDP)比で2%以上としており、10兆円を超えることになる。
補正予算の規模としては小渕内閣時代の約7兆6,000億円を超え、過去最大。「真水」で10兆円ということに対し、経済界からも期待の声が上がっている。
異例の大型補正に踏み切った理由として、G20での「10年度までに各国計5兆ドル(約500兆円)の財政出動」という国際合意の存在や、解散総選挙に向けて政局の主導権を握るためとの見方も出ている。
【春田】
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