4月8日、麻生県知事と吉田市長は連名で「福岡空港の過密化対策について」の意見書を国交大臣に提出する。この意見書は3月26日に知事と市長が合意したもの。
しかし意見書の内容を巡り、知事と市長の不協和音が目立ち両者の意見調整が注目されていた。7日の定例会見で、記者から知事とのニュアンスの違いを大臣に伝えるのかと聞かれた吉田市長は、「新空港は未来の課題であるということは知事と一緒であるということを述べる。北九州空港の活用強化については県の意見で別立てである」と答え、記者の重なる質問に対して「まぁ、いいんじゃないですか」と応じた。もうこれ以上空港問題に触れないでくれ、という態度そのもの。最後まですっきりした答弁は聞けなかった。
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