8日、沖縄県石垣市の大浜長照市長が、政府に対し尖閣諸島への上陸許可を求めていたことが明らかとなった。
日本政府は尖閣諸島について、石垣市に帰属するものとしてわが国の領有権を主張してきたが、中国、台湾もそれぞれ領有権があると訴えている。
石垣市が市長名で衆院外務委員長などに送った文書には、地方税法に基づく固定資産税課税のための実地調査を目的に上陸を求めたとしており、調査を通じて歴史的文化財の保存や希少な動・植物の研究にも役立つと記されている。
同市によると、これまで口頭で上陸の希望を述べてきたが、改めて文書で許可を求めることにしたという。上陸の許可がでた場合は、その時点で詳細を決めたいと話している。
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