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特別取材

博多港座談会2 海に開かれた都市と福岡の将来像を考える(3)
特別取材
2009年4月 9日 08:32

海に親しめるももち地区

博多港座談会2 海に開かれた都市と福岡の将来像を考える佐藤 
 アメリカの西海岸には海岸から「ピア(桟橋)」というのが突き出ています。ただのデッキ状の構築物で、そこを散策したり、釣り糸を垂れたりする程度で、特別に何かがあるというわけではないのですが、海に行くという行為が日常生活の中でなじんでいます。港に散策にいくということはヨーロッパでもアメリカでも日常ですが、福岡ではそうでもないですね。

武谷 
 私も住吉さんと同じでシーサイドももちに住んでいますが、ここにはそれがあるのですよ。ちょっと散歩して海岸に出ると、人工海浜ですが、子どもからお年寄りまで、海に親しんでいます。海に行きやすいし、イベントなど多彩です。外国のような雰囲気もあります。ここは都市計画としては成功した例だと思います。人工的ではありますが、博多湾の静かな海だからこそできたのではないでしょうか。

住吉 
 工業都市ではないからできたのかもしれませんね。東京にも「お台場」が親水エリアとして成功している例がありますが、あくまで商業空間であって、ももちのように生活とつながってはいません。ももちは非常にぜいたくな空間だと思います。

佐藤 
 ヨットをしている人に聞くと、博多湾はヨットに最適な環境だそうです。ほどほどの波と風、そして外洋に流されることもない。本来はそういう環境にある街だから、例えば福岡市内の小学生は全員ヨットに乗れる、というような海洋文化がもっと身近にあっていいですよね。

武谷 
 最初の小戸のヨットハーバーは私どもの会社で造らせていただいたのですが、当時はこんな豪華な施設をつくってヨットは集まるのかなと思っていたら、瞬く間に満杯になって、ますます規模が大きくなりました。小戸のエリアやヨット関係者の間ではそうした文化が根付いているのに、広がりがないのが残念ですね。

つづく



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