福岡県宮若市のトヨタ自動車九州。同社の2008年度の自動車生産台数は、29万1,000台(前年度比約34%減)となった。世界的金融危機の影響を受けたことで販売不振に陥り、4年ぶりに前年度の実績を下回った。
しかし、在庫調整にメドがついた3月の生産台数は1万2,000台と前月比で3,000台増となり、底を打った模様。事実、トヨタの輸出の玄関口となる福岡市の香椎パークポートには輸出車が増えている。
各社共に、今後はハイブリッド車や電気自動車などの「エコカー」を中心に展開しているなか、エコカーの心臓部とも言える「電池」関連企業がには要注目である。次回からはジーエス・ユアサコーポレーション・新神戸電機など、電池関連企業を取り上げていく。
【新田 祐介】
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