オフィス市況の悪化はとどまるところを知らない。三鬼商事(株)が発表した3月末時点での福岡ビジネス地区の平均空室率は13.62%と前月比0.55ポイント上昇となった。新築ビルのみでは60.48%。福岡都心部に勤務している方なら、新築ビルの空き状況は良くお分かりであろう。
福岡だけでない。全国的にも空室率は上昇の傾向にあり、売り手市場(一般的に5%以下と言われる)であった東京も2月末で5%を超し、3月末時点では6.05%となった。賃料の値下げは当然のこと、驚くような特典をつけ、いかなる手段を使ってでもテナントを誘致しようとする動きも出てきているようだ。
【楢崎 賢治】
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら