(株)ジー・イー・エヌ
急速な経営悪化で新卒の内定取消
美少年酒造(株)
悲劇の酒造会社から一変。偽善者に
■サッシ・ガラス工事（福岡）／(株)丸栄
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約5億円
代 表 ： 吉永 宣之
所在地 ： 福岡市東区社領3-7-1
設 立 ： 1989年12月
資本金 ： 2,000万円
年 商 ： （08/3）約8億円
弊誌8月18日号「SIC」にて既報の同社は、4月1日までに事業を停止し、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は藤井晋弁護士（弁護士法人いまり法律事務所福岡オフィス・福岡シティ法律事務所、福岡市博多区博多駅東3-12-11、電話：092-402-0412）。負債総額は約5億円が見込まれる。
■サッシ工事ほか（福岡）／五大工業（株）
受注不振 破産手続申請準備中 負債総額 現在精査中
代 表 ： 山本 高士
所在地 ： 福岡県大野城市仲畑2-9-37
設 立 ： 1975年8月
資本金 ： 2,000万円
年 商 ： （08/7）約1億5,000万円
4月6日までに事業を停止した同社は、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は吉野正弁護士（吉野・宮下法律事務所、福岡市中央区赤坂1-13-7、電話：092-751-6001）ほか２名。負債総額は現在精査中。
■内装工事（福岡）／遠藤内装(株)
採算割れ 事業停止
代 表 ： 遠藤 隆則
所在地 ： 福岡市博多区博多駅南6-4-23
設 立 ： 1979年3月
資本金 ： 1,000万円
年 商 ： （07/11）約3億5,000万円
弊誌2006年5月29日号「アラーム」にて既報の同社は、4月7日までに事業を停止した。
■制御盤・配電盤製造ほか（福岡）／(株)和光技研
連鎖 事業停止 負債総額 約1億6,000万円
代 表 ： 吉川 裕
所在地 ：福岡県久留米市津福本町2320-5
設 立 ： 1997年6月
資本金 ： 2,000万円
年 商 ： （08/5）3億349万円
4月1日までに事業を停止した同社は、事後処理を弁護士に一任した。担当は楠慶弁護士（ひかり総合法律事務所、東京都港区虎ノ門2-3-22、電話：03-3597-8705）ほか３名。負債総額は約1億6,000万円が見込まれる。
■建築工事（北九州）／(株)川口工務店
決済不調 事業停止 負債総額 現在精査中
代 表 ： 川口 富佐恵 ほか1名
所在地 ：北九州市戸畑区中原東3-13-48
設 立 ： 1972年9月
資本金 ： 9,500万円
年 商 ： （08/9） 29億9,760万円
4月6日の決済が不調に終わった同社は、事後処理を弁護士と協議中として事業を停止した。負債総額は現在精査中。
■企業研究
逆風に晒される老舗製造業者収益回復の兆しはあるのか
昭和鉄工（株） と（株）正興電機製作所
昔から福岡市は商人の街であり、製造業は育たないと揶揄されてきた。これは北九州市で製鉄産業、久留米市でゴム産業が躍進していたことに対し、福岡市には特化した産業が見受けられなかったことを示しているのだろう。しかし、福岡市内にも長い業歴を持ち、奮闘している老舗上場企業がある。電機関係の製造業者として奮闘する昭和鉄工（株）と正興電機製作所（株）がそれだ。この2社にスポットを当ててこれまでの軌跡と現状を検証してみる。
昭和鉄工（株）
代 表：山本 駿一
所在地：福岡市東区箱崎ふ頭3-1-35
設 立：1933年4月
資本金：16億4,100万円
業 種：空調・熱源機器製造ほか
年 商：（08/3連結）145億2,000万円
（株）正興電機製作所
代 表：井上 信之
所在地：福岡市博多区東光2-7-25
設 立：1930年
資本金：23億2,300万円
業 種：自動制御機器、情報システム開発、電気制御機器製造など
年 商：（08/12連結）174億3,200万円
○ボイラーの昭和鉄工 配電の正興電機製作所
○生産拠点の相違
○伸び悩む業績に打開策はあるのか
○さらなる技術革新のために
■政界インサイドリポート
5月解散はあるのか 麻生自民と小沢民主の「オウンゴール」
麻生首相の解散に向けた支持率のホップ、ステップ、ジャンプ作戦は、まず小沢一郎・民主党代表の秘書逮捕、次に北朝鮮のミサイル発射に強硬姿勢を取ることで“強い麻生”を示し、最後は真水10兆円の大型補正予算で「究極のばら撒き」を行なうというものだった。
○早くも狂った「目算」
○国民の不安煽った麻生首相
○二階の対小沢 “無理心中”作戦
■シリーズ「不況を生き抜く地場企業」10
幾多の危機を乗り越えて フローズンケーキに込めた想い
五洋食品産業（株）
2008年度モンドセレクションで「ベイクドチーズケーキ」が金賞を受賞し、また「スイーツストック」という、冷凍食品のイメージを根底から変える新しいコンセプトを打ち出す五洋食品産業（株）。ここにたどり着くまでに、若いスタッフとともに幾多の危機を乗り越えてきた代表取締役社長の舛田圭良氏に、苦難の道のりを振り返るとともに、今後の展開について語っていただいた。
代 表：舛田 圭良
所在地：福岡市博多区東那珂2-20-5
設 立：1975年6月
資本金：1億1,815万7,800円
売上高：（08/5）約9億1,300万円
ＴＥＬ：092-471-6451
○クレームで信用失墜
○社内整備と新工場建設
○上場を目指して
■流通大競争時代
地場スーパーに勝てないEDLP 西友、7期連続当期赤字
西友の業績が回復しない。08年12月期は7期連続の当期赤字で、既存店は減収だった。親会社ウォルマート・ストアーズのEDLP（エブリデイロープライス／毎日が低価格）に基づき昨年11月から相次ぎ値下げに踏み切っているが、九州では地場スーパーの低価格攻勢に押され、存在感は薄い。苦戦の最大原因は、ウォルマート流の本部主導システムが地域のニーズを吸収できてないことにある。
○安くないサニー
○後退続く売上
○地域に対応できないシステム
■業界を読む
極寒不況時の木質建材業界でも元気な企業4社を総括して
木質建材業界
建設業界、特に住宅関連業界はマンション市況の暴落に始まり、戸建注文住宅までまさに土砂降り状態だ。新設住宅着工戸数は1月▲16.1％、2月▲24.9％と減少幅を広げており、2月の数字は季節調整済みの年率換算すると80万戸台に突入した。2月の建築確認申請数も大きく減少しており3月以降も着工戸数の低迷は免れそうもない。こうした情勢下、将来を見据えて着々と布石を打ち、好収益を挙げている企業がある。前回（弊誌4月2日、6日号）までに取り上げた越智産業、市岡、高千穂、キユーハウがそれである。
○時代の変化に合わせた成長への戦略
○改善・改良が生んだ高品質と高収益体質
○プレカット加工を軸に流通の主導権を握る
○他業種への進出が支える「本業」の高い競争力
○同業他社との差別化は業態変化と柔軟性で
○諸施策を足掛かりに冷静に市場を見渡す
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