我々は床屋を目指す人達が集まるクラス（約20人）を訪ねた。CMCが手掛けるラジオ番組『ボイス・オブ・ハート』を聞いたことがあるか、という質問に対して殆どの生徒が手を挙げた。数名に同番組についての感想を聞いたところ、「ラジオを聞いてCWARSに行きたいと思った」「地雷被害者の現状を分かってくれる」「自分以外にも地雷被害者がいることが分かった」などの答えが返ってきた。被害者への物理的な支援を行っている団体は数多くあるが、精神的な支援を行なう団体は他にない。同番組が、真っ暗闇に突き落とされた被害者の人生に一筋の光を与え、彼らが自身の力で未来を切り拓いてゆくのである。

CMCのラジオ番組「ボイス・オブ・ハート」のポスター

様々な活動を行なうCMCだが、この他に類を見ない取り組みは、カンボジア国民からの評価はもちろんのこと、日本でも評価されている。アジア人権賞、社会貢献賞等の受賞はそれを裏付けるものである。

（つづく）

【楢崎 賢治】

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≪告知≫

　5/1（金）～5/10（日）の10日間、CMC主催の「“悪魔の兵器”地雷写真展とカンボジアの今を伝える講演会」が、天神イムズ5Fの(学)福原学園・天神サテライトキャンパスで開催される。5/2（土）【14：00～17：00】は、今年3月まで現地駐在員を務めた砥綿泰弘氏と第13次スタディツアー参加者による報告会「カンボジアの最新状況について現地報告」。最終日の5/10（日）【14：00～17：00】には、大谷賢二代表による講演会「地雷の被害とカンボジアの現状」が開催される。写真展は10日間を通じて開催。講演会、写真展ともに入場無料。

[問い合わせ先]
カンボジア地雷撤去キャンペーン
Tel：092-833-7676
Eメール： info@cmc-net.jp
URL:：http://cmc-net.jp

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