|
【撮影:行實】 |
16日、障害者団体が郵便物を送る場合、部数の8割以上が購読といった条件を満たせば、通常120円の郵便料金を最低8円で送ることができる「心身障害者用低料第3種郵便物」(以下、低料第3種)制度を悪用し、巨額の郵便料金支払いを免れたとして、大阪地検特捜部は、福岡市に本社を置く「ベスト電器」(東証1部上場、福岡市博多区・濱田孝社長)の幹部社員などを逮捕する方針。
郵便法違反(料金を免れる罪)容疑で逮捕状が出されたのは、ベスト電器の担当部長のほか、大手広告代理店「博報堂」の100%出資子会社「博報堂エルグ」(福岡市博多区・加藤俊一郎社長)の執行役員、広告会社「新生企業」(大阪市西区)の宇田敏代社長ら。
ベスト電器の担当者らは低料第3種の制度を悪用し、ベスト電器のDMなど数百万通を発送、通常料金との差額の支払いを免れたとされる。差額は2億円を超えると見られる。
まもなく家宅捜索が始まる予定の福岡市博多区ベスト電器本社前には、16日早朝から報道各社の記者が集まっている。
【春田】
※記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら