不透明な実態が次々と明らかとなっている「アイランドシティ整備事業及び市立病院統合移転事業 検証・検討」。その会議への出席者に関し、公表された同会議の「議事要旨」には課長級以下の職員を記載していなかったことが、同会議で配られた「議題を記した文書」から判明したが(昨日既報)、15日、新たに幹部職員が出席していた事実が浮上した。
検証・検討会議に出席していたのは谷山昭市長室長。検証・検討会議で使用された配布資料(データマックス取材班が福岡市に情報公開請求して入手)には、同会議として市長室長がオブザーバーとして出席することを要請していた。(参照)
谷山市長室長に確認したところ、出席した事実は認めたが、第1回目の会議への出席を除き、31回に及ぶ検証・検討会議に対し何回出席したかは覚えていないとしている。
オブザーバーは「検証・検討チーム」の一員ではない、との理由で出席者として記録されなかったものと見られるが、公表された「議事要旨」には誰がどういう発言をしたのか明記されていない。吉田市長の意向を受けて、市長室長が会議をコントロールしたのではないかとの疑念も浮上している。
【市政取材班】
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