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シリーズ (株)博多桃太郎のあゆみ(5)|博多駅に進出
特別取材
2009年4月17日 15:00

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 「兄弟で同じ商売をやると喧嘩になる」というのが、創業者である父・徳久治の教えだった。それに従い、兄・徳蔵は子供用玩具、弟・徳二郎は佐世保の虎屋で化粧品という、それぞれの分野で別々に商売をしていた。

 ちょうどこの頃、福岡では博多駅移転計画が本格化していた。当時の博多駅は、今よりも600メートルほど北西寄りの、現在の祇園付近にあったが、構内や駅前広場が手狭となり、駅舎も老朽化していた。そこで昭和38年12月1日、現在地に駅を移転して博多ステーションビルが完成。これを機に、佐賀の桃太郎が博多駅名店街に「博多桃太郎」を出店した。つまり「博多桃太郎」は、現・博多駅商店街の創業当時からの老舗というわけだ。

 オープン前には商店街のテナント担当者が「とにかく見に来てくれ」と言うので、2~3回見に行った。まだ鉄骨が剥き出しの頃で、「ここです」と説明されても、その時点ではほとんどイメージが湧かない状態だった。しかし、オープンの日程も迫っており、まずは開店準備を急ぐ事となる。

 「商品をもっと積んで!!」「陳列が終わりました!!」。14~15名の従業員たちとともに脇目もふらず、3日3晩かかって店作りを終えた。ふと気がつくと、名店街の半分は出店テナントが入っておらず、スペースを埋める目的で自動車を展示してある状態。店舗過剰の現在では考えられない光景の中で、博多駅名店街そして博多桃太郎はスタートを切ったのであった。

 「当時は商品があれば売れる時代だった」と徳久は振り返る。「玩具も飛ぶように売れた。元旦になると、トラックいっぱいの商品がすぐに売れるおかげで、正月休みはまったく無かった」

~つづく~

JR博多駅で九州~山口の≪地域限定≫キャラクターグッズを数多く取り揃えている(株)博多桃太郎。その同社の歴史を余すところなく書き記した本が完成しました。無料で配布しておりますので、御入用の方は092-431-6575(名店街店)までお問い合わせください。

【語り手】
 西村徳蔵 <(株)博多桃太郎 相談役>
 西村信子 <徳蔵の妻、徳久の母>
 西村徳久 <(株)博多桃太郎 代表取締役社長>
【書き手】
 大根田康介 <(株)データ・マックス記者>
【写真提供】
 (株)博多ステーションビル
 博多駅ビル名店街・地下街商店会事務局
(株)博多桃太郎のあゆみ

【博多桃太郎の一押し商品】

博多桃太郎の一押し商品
博多桃太郎の一押し商品
博多桃太郎の一押し商品
博多桃太郎の一押し商品

【会社概要】

名店街店<本店>
博多通り店
シネマテーク
博多駅中央街1-1-1-11
TEL:092-431-6575
FAX:092-431-8477
博多駅中央街1-1-2-24
TEL:092-431-6576
FAX:092-431-8477
佐賀市大財1-5-60
TEL:0952-28-6708

■通信販売:(楽天店)http://www.rakuten.ne.jp/gold/h-momo/

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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