4月17日、ベスト電器(福岡市)は2009年2月期の決算短信を発表した。それによれば、連結の売上高は3,719億円(前期比▲10.1%)、営業損失▲8億9,400万円、経常損失▲9億3,700万円、当期損失▲30億1,000万円となり、営業段階からの赤字に転落した。主に家電小売業において、景気悪化による消費不況や単価下落などで損失を出したかたちとなっている。
同社をめぐっては、障害者団体向けの「心身障害者用低料第3種郵便物制度」を悪用し、本来支払うべき郵便料金を免れたとして、元販売促進部長が大阪地検特捜部に郵便法違反容疑で逮捕されている。業績低迷に加えてイメージダウンともなれば、同社の今後はさらに厳しい展開が予想される。
【大根田】
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