米国のサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融不況の影響から、日本でもとりわけ不動産、マンションの不振は長引いている。相次ぐデベロッパーの破綻や、先行き懸念からマンションの売れ行きは落ち込み、マンション業界は在庫を抱えて厳しい環境下に置かれている。
そうした中、福岡でもトップクラスの実績を残し「アンピールマンション」で有名な新栄住宅(株)(福岡市中央区、代表:木庭兌)は、今年2月に創立40周年を迎えた。これを記念して、「アンピールマンション40周年“ありがとう”キャンペーン」が開催された。
40周年記念キャンペーンは400万円値引きなどだが、この『キックバック・廉売』という衝撃的な手法は、業界では妬まれ、恨まれた。よそでは、やりたくても出来ないからだ。
『キックバック・廉売』商法により、1月に55戸、2月に56戸の販売実績をあげた。
3月は60戸の販売を予定していたが、予想を上回る69戸を販売。このキャンペーンは、厳しい環境の下3ヶ月間で180戸という驚異的な販売実績を残し、成功のうちに3月22日に終了した。
3月末時点での在庫数は288戸で、そのうちアイランドタワーが133戸。竣工前の物件が約100戸あり、完成物件としては約180戸で、アイランドタワーを除くと50戸弱まで減少させ、今後はアイランドタワーの販売に注力していく方針。
【石崎】
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