2008年度の我が国の貿易収支が7,253億円のマイナスとなり、80年度以来、28年ぶりの赤字となることが明らかとなった。
財務省が22日に発表した08年度貿易統計速報によるもので、07年度の10兆1,553億円の黒字から一挙に赤字に転落した。
輸出額が前年度比16.4%減の71兆1,435億円を記録したのが原因。輸出、輸入とも7年ぶりに減少し、世界同時不況が輸出依存(外需)型の日本企業を直撃したばかりでなく、国内消費も落ち込み、深刻な経済縮小に陥っていることを示した。
輸出では米国向けが27.2の減をはじめ、欧州、アジアでも減少。品目別では自動車が24.2減、半導体などが19.7%減となっている。
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