昨年11月、ディックスクロキが民事再生法を申請して破綻した。その理由のひとつとされたのが、同社が購入した福岡市中央区今泉の旧岩田屋体育館跡地の売却の遅れである。
当初、ディックス社はこの物件を坪単価約600万円で購入していた。その後、サブプライムローン問題に端を発した世界的な金融ショックの影響などから、福岡市中心部の土地価格の下落が始まった。同跡地に注目が集まったのは言うまでもない。
法的申請後も購入先を模索し続けていたが、売却先は決まらなかった。しかし、ここに来て坪約200万円で売却先が決まるとの情報が流れている。止まっていたプロジェクトも再開される可能性が高い。
【山口恭介】
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