4月23日、元ライブドア社長の堀江貴文被告の弁護団が上告趣意書を提出した。本日から最高裁で審議が行なわれる。堀江被告は、ライブドア事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)に問われ、1審と2審で懲役2年6カ月の実刑判決を受けていた。
司法記者クラブの会見のなかで弁護団は、粉飾したとされる53億円のうち(1)37億円については、2001年以降の会計規則変更による誤った取り扱いだと堀江被告は認識していなかった、(2)15億円も架空ではなく期ずれ申告によるもの。これも堀江被告は知らなかった、(3)マネーライフ事件における虚偽の風説の流布は事実に反するなどとした。また、量刑不当だともしている。
堀江被告は会見で「これまで私自身が事件の全貌を把握できていなかった。1、2審のときは手探りの状態で闘ってきた。『徹底抗戦』のなかで書いたように、いまは頭のなかも整理されて、反論しやすい状況になっている。損をされた株主の方々のためにも、白黒はっきりつけたいと思っている」と語った。
堀江貴文被告の記者会見の様子はこちら
→http://www.youtube.com/watch?v=A_Ai5FaEZog
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