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特別取材

活力発信!北九州(6)
特別取材
2009年4月25日 08:00

北九州市立大学阿南理事長
北九州の大学経営者に聞く
― 北九州市立大学阿南理事長

≪教職員と学生が一体となって、産業界に負けず大学のレベルアップを続けていこうと思います。≫

2005年4月に理事長に就任して今年5年目を迎える阿南理事長に今後の北九州市立大学の経営戦略について聞いた。
阿南理事長―
 就任当初設定した中期目標はかなり達成しつつあると思います。
これからの舵取りとしては、方針転換したり、新しい目標項目を増やすよりも、これまでの課題に対する対応のレベルを上げていくことが重要だと思います。
 そのためには、学内の先生方や職員の研究や仕事の進め方について、建設的な批判評価が必要だと思います。
 Faculty Developmentという手法ですが、教員同士あるいは専門家による教員の評価アドバイスシステムを導入するなど、経験実績のある先生方でも、見直すべきことは見直していただき、全体として更なるスキルアップを図っていきたいと思っています。
090420_kita6.jpg ところで、昨年アメリカの大学に視察に行ってまいりましたが、日本と違い広大なキャンパスは当然としても、図書館やIT施設などの充実ぶりには同じ大学経営者として羨ましく思えました。
 北九州市立大学は他の私立大学と比べてこれまで財務面で恵まれてきたとはいえ、今後は行政からの交付金が減っていく中で、図書館の整備充実やIT情報分野を中心とした新しい設備投資がどこまでできるか、見通しは厳しいものがあります。
 しかし地域の中核教育機関として、人材育成、産学連携による経済活性化など重要な責任を果たすためにも、地域貢献で成果を挙げながら、なんとか次世代のための設備投資、優秀な教員確保など積極的に必要な手は打っていきたいと考えます。
 地域の皆さまから「魅力ある大学」として評価いただけるように、また海外からも「こういうところで勉強したい」と思っていただける大学となるように、教職員と学生が一体となって、産業界に負けず大学改革を進め、レベルアップの取り組みを続けていこうと思います。(了)


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