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給食パン持ち帰り、将来的には検討も(福岡市教委)
行政
2009年4月 7日 14:21

 昨年、福岡市教育委員会が突然出した給食パンの持ち帰り禁止の通知について、「食育」の観点から問題提起した。
 市教委は、「再度議論する」としていたが、1・2年生のパンを小さくするなど、まずは残食を減らす方向で検討しているという。その上で、どうしても残食についての問題があれば、将来的には衛生面でのことを考えたうえで、持ち帰りが可能になる方法も検討していくとしている。
 全国の教育現場は、O-157の問題を受けて1998年に制定された「学校給食衛生管理の基準」に記された「児童生徒に対して、パン等の残食の持ち帰りは、衛生上の見地から禁止することが望ましい」との文言にしばられている。
 福岡市では各小学校に判断を任せていたが、昨年、改めて「禁止」の通知を出していた。当の文科省は、取材に対し「地域ごとの判断に任せている」と回答している。
 「食育」の大切さが叫ばれながら、同じ教育現場において、手付かずで袋入りのままのパンが捨てられる現実。市の調査で、持ち帰り禁止に反対する意見が多かったのは当然である。
 市教委は、「未来永劫『持ち帰り禁止』ということではない。まずは、残食をどれだけ減らせるかという問題に取り組むということです。その上で、『持ち帰りも必要』となれば、衛生面をクリアできる方策も検討していきます」としている。

【市政取材班】

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