26日、福岡市博多区の「IPホテル福岡」が主催する「第一回留学生を励ます集い」が同ホテル内レストランと宴会場で開催された。当日は福岡で勉強する世界20カ国の留学生約200名が集まり、ホテル自慢のランチブッフェが無料で振る舞われた。
参加した留学生らは中国、韓国、ベトナム、ミャンマー、マレーシアなど東アジア地域からの留学生が多く、ランチミーティングを通じて福岡での生活の情報交換や友達づくりなど思い思いの交流が図られた。また地元企業からの協賛品がビンゴ大会の賞品として提供されるなど、日々の勉強から離れ無邪気に楽しむ留学生らの姿がみられた。
主催者であるIPホテル福岡の金(キム)総支配人自身も学生時代には韓国からの留学生として日本に滞在しており、深刻な円高による留学生への影響を心配して今回の開催に至ったという。家族と離れ異国で勉強する学生にとってはなんとも嬉しい配慮である。
現在、福岡県下の大学に通う外国人留学生は5000名を超え、地域別では中国、韓国、台湾と続く。国内経済での閉塞感が強いなか、留学生支援は地域の国際化をかけた重要な取り組みであることを改めて認識しておきたい。
【児玉 崇】
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