4月30日、世界の自動車産業を牽引してきたビッグスリーの一角である米クライスラー社が、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。債務再編をめぐる協議が失敗に終わったため。
ロイター通信によれば、同社が裁判所に提出した文書で明らかとなった大口の有担保債権額は、米財務省が45億5,000万ドル、JPモルガンが16億1,000万ドル、チェース・リンカーン・ホスト・バンクが10億3,000万ドル、モルガン・スタンレーが9億7,950万ドル、シティバンクが9億1,860万ドルとなっている。
また、2008年12月31日時点の同社の資産総額は393億3,600万ドルで、負債総額は552億3,300万ドルが見込まれている。
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