セメントメーカー各社の今年度価格値上げ交渉が大詰めを迎えている。メーカーサイドは、「トン当たり1,000円の値上げ交渉を続けている。順調だ」と言えば、九州地方生コン関係者の1人は「値上げの件は、ゼロ回答だ。生コンが毎年20%ダウンの中、値上げなどされたら経営が立ち行かない」と強固な姿勢。
ゴールデンウィーク明けには、セメント価格の値上げ交渉が決着すると予想される。得意先である生コン業界の市況が低迷することを考えれば、セメントメーカーの思惑通りにはいかないだろう。
【河原 清明】
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