メガバンク同様、地方銀行の業績悪化が拡大している。上場地銀・第二地銀87行・グループの09年3月決算は、少なくとも48行・グループが最終赤字を計上するという。 業績悪化の要因は、保有株式や外債の時価下落による減損処理に伴う損失計上、融資先の倒産等に伴う不良債権処理損失の増加である。 赤字決算により銀行の自己資本比率は更に低下することになり中小企業向けの貸出は一層厳しくなることが見込まれる。
【久米 一郎】
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