読者のみなさんへ
弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。
【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389
照栄建設 株式会社
厳しい建設不況を乗り切る術
多角的な眼の中に宿る冷静な分析
-COMPANY INFORMATION-
/代表者:中村 悦治
所在地:福岡市南区向新町2-5-16
設 立:1972年6月
資本金:7,000万円
業 種:総合建設業
年 商:(08/5)104億2,900万円
TEL:092-566-1249
URL:http://www.shoei-k.com/
これだけ厳しい日本経済の中
業界が晒される環境を分析する
地域密着で培った揺るぎない信頼を武器に、地場ゼネコンの中堅に立つ建設会社が照栄建設(株)だ。建設業にとって未だかつて見たことがない不況の中、地場ゼネコンはどこに軸足を置けばよいか、その場所が見えてこない。現在の建設工事の供給状況を見れば、現有勢力は半分に減らないと帳尻が合わないと言えよう。
このような状況を同社代表取締役の中村悦治氏はこう分析する。
「仕事は40%減、業者は10%減。だから実態で言えば、もっと業者が淘汰されても全然おかしくないのです。その上、仕事はこれからもっと減るでしょう。おそらく30~40%減少しても不思議はありません。これから2~3年はこの状況は続くはずで、あらゆる面において今が見極め時と言えます。だから身を引いて行った会社もあるのです。これが、我々ゼネコン業者が晒されている現実なのです。」
こういう状況である以上、むやみやたらに仕事を取ろうと焦っても駄目で、少しでも体力があるならばじっくりと構えて、一つひとつの物件に取り組まなければならない。
2008年後半、円高と消費低迷による急激な業績悪化で、これまで固定費であった人件費を変動費として、派遣労働契約の一方的打ち切りをもって人件費の削減を図る大企業の急場凌ぎが世間の批判に晒されている。企業防衛から言えば、非正規雇用である以上、そこに経費削減の原資を見ることは仕方ない。これまでの日本における雇用関係の一般定石をこうも脆く崩れさせることが、いまの日本経済の現状なのだ。
このような状況にあって、より厳しい状況に置かれている地場ゼネコンの経営者は、この雇用状況をどう見ているのだろうか。
「私としては一方的に雇用関係を打ち切ること、いわゆるリストラは考えていません。ただこの状況が続けば、居場所を失う人間、即ちこれまで社業にぶら下がっていた社員は居場所を失うことになるのではないでしょうか。仕事が減れば、自ずと会社を去らざるを得ないことになるでしょう。ただ会社としては、本来であれば手を付けざるを得ない人件費削減も、できるだけ必要経費を見直し、削れるところは削って有用な人材の維持、確保には努めなければならいと考えています。」
(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)
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