丸美の家宅捜索は本社所在地の福岡、被害者の会がある熊本のほか佐賀、宮崎、鹿児島の5県警の合同捜査本部により十数か所に及んだ。捜索が大掛かりかつ広範囲に及んだことからも事件の根深さがうかがわれる。架空会社名義の2種類の社債はのべ約400人に販売され被害総額は約20億円にのぼる。今回の家宅捜索は偽造有価証券行使の疑いによるが、合同捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に入れている。捜査本部は広範囲に多額の被害者を生んだ資金集めの実態解明を目指すとみられるが、ターゲットが丸美の金丸氏であることは間違いない。
丸美の負債総額は約216億円。債権者数は社債権者を含めてのべ7300名になる。
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