<中小企業の経営者の優しさに感激>
「100年に1回の未曾有の危機にうろたえるな!!」、「こういう難局のときこそ周囲を見渡そう」、「自分よりも大変な状況に置かれている人たちのことを考えよう!!」、「カンボジアの学校建設に協力しましょう」と我が社の設立15周年記念キャンペーンの一貫として、福岡の中小企業の皆様にアピールを致しました。
私の人生の損得勘定で言いますと、「日頃、我がことばかり考えて『自分のところは大変だ』と叫んでまわっても誰も同情しない」、「世の中が厳しいときにこそ他人に施しの行為をしていれば、自分がピンチに陥ったときには必ず100倍のお返しがある」という信念を抱いています。ところが今回、頭をハンマーで叩き回されるような衝撃を受けました。私の浅はかな人生信条を放棄しなければならない、恥じ入る事態に直面したのです。
15周年記念イベントには800人もの方々が参加されたことは、過去に報告した通りです。 「よーくまー沢山の方々に集まっていただいたものだ」と感謝を表明しました。そしてこの度、15周年イベントの会計精算をして、ようやく5月8日付けで『カンボジア地雷撤去キャンペーン』(CMC、代表・大谷賢二氏)に学校建設資金500万を手渡しできたことも付け足します。あらためてこの非常時期に中小企業の経営者の皆様が「底辺の人たちを思いやる優しさ」を持ち続けられていることを知り、感動しました(協賛された企業名は下記に列記)。
<中小企業の皆さんと生きることの決意表明>
私が赤面の思いに至ったというのは、ご協力をいただいた方々が無心の気持ちで支援してくれたことを認識したからです。「そーかー。カンボジアでは昔、内戦があったな。無数の地雷が埋設されていて被害が続出しているとか。そういう国では子どもたちにもまともな教育をできる環境ではないだろう。そうであればデータ・マックスの呼びかけに一肌脱ぐか」と決断された背景には、打算は微塵もありません。赤面の至りとはこのことを指します。もちろん、皆様方の頭のなかにカンボジアのことが知識の断片として蓄積されていた事実は、CMCのキャンペーンによる影響も否定できません。
今回の『カンボジアに学校建設協力』要請活動を行ないつつ、さらに次のように痛感しました。「データ・マックスは中小企業の事業活性化のためにさらなるスキルアップをしなければならない」という使命感の再認識です。
5月26日に『I・Bクラブ』の発会式を行ないます。この『I・Bクラブ』を介して、スキルアップに励むつもりです。本当にご協力ありがとうございます。学校は2010年末までには建設完了するそうです。
再度の感謝・感謝。
2009年5月13日
(株)データ・マックス
代表取締役社長 児玉 直
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