読者のみなさんへ
弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。
【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389
辰巳開発 株式会社
自然環境を生かした街づくりで
豊かな暮らしを提案する
-COMPANY INFORMATION-
/代表者:中村 悦治
代表者:今村 重記
所在地:北九州市八幡西区幸神4-7-6
設 立:1980年8月
資本金:3,000万円
業 種:宅地開発・住宅建築販売
年 商:50億円(グループ)
グループ:辰巳開発(株)、辰巳住宅(株)、辰巳住研(株)、(株)アメニティ辰巳、(株)田舎暮し
TEL:093-644-2500
URL:http://www.tatsumi.com/
時代のニーズに応え
自然との共生を考えた団地開発
従来の住宅団地といえば「統一され洗練された街」といえば聞こえはよいが、「マッチ箱が並んだ風景」といわれるように、どこもかしこも同じような団地で、個性がなく魅力がない街並みが大半だった。この大型団地はこれまで大手の独壇場だった。
しかし、時代の移り変わりとともに消費者ニーズは多様化し、ライフスタイルも千差万別の時代となり、これまでの大型団地の魅力は薄れ、個性的な家並みを理想とするユーザーが増加している。従来の建て売りパターンでは顧客を満足させることが難しくなり、注文建築でもユーザーの要求水準が年々高くなっている。ニーズは複雑・多様化し、大手ハウスメーカーのブランドにはこだわらない需要も増大している。
そうしたユーザーの需要をとらえた商品を開発、提供すれば、大手ハウスメーカーに負けることはない。その典型的な例が辰巳開発グループだ。
大手が失敗した物件でも、商品開発力で再生できることを示したのが、遠賀郡岡垣町の「岡垣ふる里どんぐり村」。同団地は、住宅メーカー大手が手がけていたものを再整備して売り出した団地。
この団地の430区画を購入した同社は、区画を300区画に変更して、1区画を大きくした。さらに、外構整備に通常の2倍の予算をかけてオープン外構を取り入れたり、建物の中央にリビングを設けたり、中庭を設けるなど、外はオープンながら、プライバシーも重視するといったスタイルで人気を集めている。また、街路樹や垣根など「樹木」をふんだんに取り込んだ街づくりで、温かみのある街づくりに成功し、人気を博している。
この団地だけでなく、同グループが手がける団地が成功しているのは、時代の消費者ニーズを的確に掴み、「癒し」「自然」「個性」に「プライバシーの確保」など、それぞれのテーマに沿った街づくりを推進しているからだ。
今村重記社長によると「岡垣ふる里どんぐり村」を手掛けたきっかけは、地元への思い入れという。「私の出身は岡垣で、この大型団地ができるときからよく知っていました。ところが、その後は販売不振でこのままではゴーストタウン化してしまう懸念がありました。地元がこういう状態なのは寂しいことなので、同じ住宅に携わる人間として何かできることはないだろうかと思って決断しました」と当時の心境を語る。
従来の手法と発想で失敗していたので、従来の枠にとらわれない自由な発想を取り入れることから始めた。それと、街を生き返らせるための活性化を考え「楽しく、明るく暮らせる」ことをテーマに取り組んだ。
太陽の匂いや風のきらめき、土のぬくもりなど、自然と親しみや温かみ、厳しさを肌で感じられるような「心癒される」日常を送れる「街づくり」。豊かな自然を壊すことなく、自然と共生できることをイメージして取り組んだのが「岡垣ふる里どんぐり村」で、その後、同社が手掛ける住宅団地は自然との共生を考えた、豊かな暮らしを提案してくれる住宅団地として、福岡では実績・人気共にうなぎ上りとなっている。
(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)
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