越智産業(株)(本社:福岡市中央区、越智通広社長)は、5月15日、2009年3月期 決算(連結)を発表した。
売上高は前年同期比3.6%減の740億4,200万円、経常利益は同比57.9%増の2億8,200万円、当期純利益は同比34.4%減の1,700万円となっている。
当期は、連結子会社である(株)岡山石田を岡山営業所として組織変更を行ない、中国地区における重要拠点として再スタートした。また、家庭用金物および燃焼機器卸業者である(株)松井(本社:札幌市)の全株式を取得し、全国流通ネットワークの構築と事業領域の拡大を図った。
売上高は、景気の急速な悪化が住宅市場にも大きく影響したことにより、減収となった。
損益面については、減収による影響に加え、グループ内組織再編および内部統制・内部監査を中心とするリスクマネジメントの強化に伴う費用の発生などにより、販売費および一般管理費が増加したものの、営業外収支の改善により、経常利益は増益となった。
当期純利益については、減損損失の計上や繰延税金資産の取崩しを行ったため、減益となったとしている。
なお、同時に、2009年2月10日に公表した2009年3月期(2008年4月1日~2009年3月31日)の業績予想(連結)を、売上高740億4,200万円(増減額:-9億5,800万円)、営業利益3,300万円(増減額:-1,700万円)、経常利益2億8,200万円(増減額:200万円)、当期純利益1,700万円(増減額:-1,300万円)に、配当予想を1株当たり8円に修正すると発表している。
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