今月末で任期満了となる自民党県連会長のポストだが、現会長である新宮松比古県議の続投が固まった。自民党県連関係者によると、会長人事の調整を一任されている蔵内勇夫県議団会長と山崎拓・元副総裁との間では、新宮松比古会長の続投で一致したという。
同県連会長は、国会議員が務めることが慣例となっていたが、07年5月から新宮県議が会長に就任していた。今回の人事をめぐっては、県議が会長を2期続けることへの異論も出されていたが、差し迫った総選挙や来年の参議院選挙を視野に調整を図ったものと見られる。
続投が内定した新宮会長は、データ・マックスの取材に対して「いまのところ私の口から直接は言えない。あす(16日)山崎元副総裁が帰福、そして20日の県議団総会で内定することになっている」として事実上、続投を認めた。正式には、30日に開かれる県連総務会で決定の運びとなる。また幹事長には江口吉男県議に代わり、藤田陽三県議が就任する。
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