(株)シノケングループ(本社:福岡市博多区博多駅東、代表:篠原 英明氏)は、09年3月期の連結業績予想を発表した。
発表によると、個人向けアパート販売事業で販売棟数230 棟、売上高125 億円を計画していたが、今期の販売棟数は108棟、売上高は約60億円にとどまった。また、マンション販売事業では、販売棟数14棟、売上高128億円を計画していたが、昨年後半からの不動産価格の値下がりなどから、価格面での交渉が難航したことや、金融機関の貸出し姿勢の厳格化の影響も受け、キャンセルが相次いだ結果、「仙台花京院プロジェクト」「台東区根岸プロジェクト」「文京区湯島Ⅱプロジェクト」「板橋区坂下プロジェクト」「荒川区西日暮里プロジェクト」「世田谷区桜丘プロジェクト」「中央区勝どきプロジェクト」がいずれも10年3月期にずれ込むことになり、今期の販売棟数は7 棟、売上高は約42 億円となった。
この結果、09年3月期は売上151億円、営業利益△18億、経常利益△21億、当期利益△41億となり、リストラの推進、役員報酬のカットや給与の一部カットなどを実施することとなった。(石崎)