高松組の高松宏社長は、デベロッパー「ユニカ」(福岡市)からの回収が「困難だ」と判断して事業停止を決断したと思われていたが、取材の過程で新たな疑問が浮上している。
データマックスの取材によると、ユニカは「5日の決済は準備を進めている。約定どおり支払う予定だったし、そのつもりで動いていた。当初の約定からは1日も遅れていない。他の支払いもきちんとしており、これまでも高松社長とは頻繁に打合せをしている。状況は分かっていると思うのだが・・・」としたうえで、今回の件については「何故」という疑問しかないという。しかも、事業停止の2日前に、6月5日に回収する予定だった物件に対して、金融機関が表示保存の設定をしており、金銭的な不安は払拭されたはずだ。
また、高松組については、金融機関の預金をかき集めると15日の決済はなんとかできたという話も聞かれる。どうして高松社長が事業停止を決断したのか、親しい関係者も首をかしげるばかりだ。
週明けからは、データマックスによる総力取材で、高松組事業停止の真相に迫る。
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