6月の株主総会を控え、地方銀行がどの程度、公的資金注入も念頭に定款変更に踏み切るか金融庁等関係者が注視しているという。
金融機関の09年3月期決算は、金融危機に伴う市場混乱や景気悪化による不良債権処理費用の増加等により赤字決算が相次いでいる。
定款変更は、景気低迷の長期化等で資本増強の必要が生じた場合、金融機能強化法を活用して優先株を速やかに発行し、有事に備えるための措置である。
ただ、地銀、第二地銀ともに慎重さが目だっているのが実情である。
【久米 一郎】
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