(株)はせがわ（本社：福岡市博多区、長谷川房生社長）は、５月19日、2009年３月期決算（連結）を発表した。

　売上高は前期比3.4％減の211億5,800万円、経常利益は同比47.6％減の４億1,700万円、
当期純利益は同比66.0％減の１億8,300万円となった。

　当期は「本業回帰」に基づき、国内でホームセンター事業、総合アミューズメント事業を営んでいた100％子会社をそれぞれ解散。ミャンマー連邦におけるホテルへの投資事業およびサービスアパートへの投資事業に関する関係会社などの株式および貸付金を譲渡し、非本業事業の整理を完了した。

　本業事業である宗教用具関連事業では、営業活動の量と質の向上を図ることで集客および新たな顧客の開拓に努め、シェア拡大を図るとともに、他社との差別化を図ったとしている。
　この結果、売上高については、宗教用具関連事業の小売部門は増収となったものの、ホームセンター事業および総合アミューズメント事業からの撤退などの影響により、減収となった。

　経常利益は、退職給付に係る会計方針を変更し、退職給付債務の計算における割引率をこれまでの2.5％から新発10年国債の利回り（2009年３月期末1.34％）に変更したことで、退職給付費用が一時的に増加した影響など、営業利益段階までのマイナス要因に加え、営業保証金の増加に伴って貸倒引当金繰入額（営業外費用）が増加したことなどから、減少した。

　当期純利益は、特別損失として非本業事業の整理に伴う減損損失や関係会社株式売却損および投資有価証券評価損などを計上したものの、本業である宗教用具関連事業を営む国内子会社２社の業績が堅調に推移したことや、非本業事業の整理に伴って過年度に計上した評価損を含めた損失に対する繰延税金資産を計上したこともあり、減少した。

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